「  手のかかる子ほど可愛い♥ 」

私には子供がいません。
だけど作品という子供達はたくさんいる、幸せな子沢山です(笑)。

まるで神がかりの様に、歌詞も曲も溢れ出て超安産の子もいれば、待てど暮らせど
生まれる気配なく不妊治療のごとく技術とミュージシャンの才能をお借りして
やっと生まれる子もいれば、自然に芽生えて順調に育ってるのに最後の最後で
難産になったり・・・

「Shaka♬シャカ You'll be all right」 

この子はまるで、そういう感じで。

マスタリングという卒業式を終えて、リリースという就職待ちの息子を
しばし放っておいたら、母の気持ちが他の出来事や仕事やで少々変わったのか、この子が
ここに至るまでのプロセスを思いながら改めて聞いてみたら、本来LOVE&PEACE満載の日向Songなのにウルっと “ 泣けちゃう ” 。

感動と愛しさと、前作 『 OK 』 同様に人の声のなす普遍的な温もりと愛、そして
哀しみや苦しみ屈辱感やストレスの全てを洗い流してくれる気持ちのいいSea Sound♪
に、まるで夕暮れの海に癒されているかのような解放感。

音楽業界人&ミュージシャンという耳ではなく、洋楽を聞いて自然にその音楽に
とけてゆく感覚に似ている。配信前に一足早く、感動しています(笑)。

遡れば一昨年2018年初頭。
東京2020オリンピックにサーフィンが加わった時、競技的にはまだ
マイナースポーツとされ、サポーターも各団体・ビーチごと、ある意味
各地バラバラに動いているサポーターを音楽で「 一つ 」に出来たらいいよね☆彡

自然と共に生きるスポーツながら「 戦う 」、勝負の前では
誰しも「 孤独 」、選手の皆さんのそのHeartを海のように包み込んで、
悔しさやストレスを洗う、そんな音楽を集めて、応援していけたらいいね♪

と始まった『 Surf in MUSIC 』、そして
海とサーフィンを愛するアーティスト&ミュージシャンで成る『 波音組( は ね ぐみ) 』
が生まれました。

その思いを胸に、2018年、サーフィン競技会場である千葉県の一宮町・釣ヶ埼海岸(通称、志田下ポイント)の隣に位置する、太東ビーチパークで行われた「 サーフタウンフェスタ 」でまず、若頭(笑)、光永亮太はじめサーフィンMasterでもあるDJ TSUYOSHI、わたくし
大黒摩季、WATARU、セレイナ・アン、MOOMIN、ではじめた『 波音組( は ね ぐみ) 』が、
Liveで盛り上げ、関東近郊から遊びに来られるBeachユーザーを繋ぎ、
このSpiritと主旨をEducate(啓蒙)し、収益金の一部を「 波乗りジャパン 」の強化費として寄付するべく1stステージを踏もうとしたのですが・・・。
イベント当日は雨風吹きすさぶ悪天候、苦渋の選択でLiveは中止となりました。
しかし、『 波音組( は ね ぐみ) 』の熱い仲間達みんながその思いをどうしても伝えたいと、
生放送を予定していたFM局bayfmに集まり、スタジオLiveを決行したのです。
その時、それこそバラバラでサーフィンを愛し応援し活動していた私達自身に
同じ熱い血が流れ出し、絆が生まれたのだと今は思えます。

そして、また去年2019年の5月25日に再び行われた太東ビーチパークで行われた「 サーフタウンフェスタ 」では、長年のSOUL MATEであるGAKU-MCはじめ、今では私のお気に♥のSPiCYSOL、サーフ系アーティストの象徴でもある東田トモヒロ、 も加わり、誰もが歌えてアコースティックで演奏もしやすいAID曲を作って、更に
広げて行こう!!となり、若頭&大黒&SPiCYSOLが集まり曲を作り、歌詞は私&RAPはGAKU-MCで、本作の前進となる 「Shaka♬シャカ You'll be all right」 を
作り上げ、このイベントで感動のうちに大合唱となったのでした☆彡

そしてまた今年、2020年5月30日には、来る東京2020オリンピックの開催を前に、更なる波及とパワー感をもって選手を鼓舞し、SNS&ネット&TV媒体なども加勢し、
大々的に日本中のSurfinサポーターを牽引しようと、私達のボルテージも上がっていたところ・・・。

新型コロナウィルスの猛威が、日本に上陸、世界にも広がりパンデミック、、、、、、。

Liveでご披露した曲をオリンピックの本戦前にリリースしようと動いてはいたものの
緊急事態宣言、と全国に渡る長きStay Home~自粛、、、、。

誰のせいでもない今なれど、Surf in MUSICと
この子 「Shaka♬シャカ You'll be all right」 は、本当についてない(泣)というか不運、なかなか日の目を見られず、久々の超難産…、
晴れの日より嵐に巻き込まれてばかり。

でも、子育て中というか母のようにまだ小さな子供の名札は間違ってないか教科書を忘れてないかとチェックするみたい心配な日々、どんなスタッフよりも曲と長く付き合う私、何十回も聞くうちに、むしろ新型コロナウィルスの不安や恐怖が消えないまま前に進むしかない今こそ、この曲が必要なんじゃないか、と思うようになりました。

サーファーの中でつかわれる言葉、天気も波も心もすべてが整う「 The Day 」を求めて
日々、海に繰り出し、波を待ち、Tryしてはまた波を待つ、自然と共存する人生観と、
必ず「 The Day 」は来る、と信じて今を過ごすナチュラルなPositivityを描いた
世界とこの歌詞は、サーフィンや海を愛する人たちだけではなく、再び不安の無い日々=
「 The Day 」を待ちわび今を生き抜こうと戦う全ての人達の心を緩ませ、海に差し込む輝く光と未来を信じることから始めよう、そんなスーパーNaturalなメッセージが。

だけどスタッフと話せば、この夏はリリースは無理そうだね、、、。
メンバーも更にパワーアップしたかったけど、リモートじゃ音は録れても
空気感は送れないし、それぞれの声と声が重なり合うNaturalさはなくなるから 来年まで待つしかないよね。。。。(泣)。

そんな時、まるでミラクル☆緊急事態宣言が解除され、政府も
新型コロナウィルスへの感染予防対策を十二分に踏まえたうえで、共存、経済活動を
再開しましょう☆となり、私の本能というか野生のHeartが「 The Day 」は来る!
今やるべき★と言ってきかないので・・・
『 波音組( は ね ぐみ) 』 メンバーに相談しAgree、もともと声をかけようとしていた
Skoop On SomebodyのTAKE、Leyona、Lisa Halimに投げかけてみれば、
急な話にも関わらず業界のetcではない、世界や社会を憂い希望や勇気がすり減っている今の世の中に何か出来ないかという想いは同じと、気持ちですぐに乗り込んでくれ(涙)、一人ひとりの声を大切に録り、全員まとめてはムリでも何組かに分け、Social Distanceをとり出来る範囲で、一緒にハモリ、当初のイメージ通り、それ以上にWarm&Humanな作品に育ったのです☆彡

だからこうして、山あり谷あり嵐ありの本当にすったもんだ
「  手のかかる子ほど可愛い♥ 」のです。

メンバー全員が、その「 The Day 」を願い祈り、重ねたPureな歌声はきっと聴く人の
Heartに真っすぐナチュラルに届き、波のような柔らかな音に包まれ、気づいたら傷だらけの日々も許し全肯定してくれるはずです。

仲間はね、作るものじゃなくて
同じ思いに集まるものなんだよ。
若くして亡くなった父の言葉、本当にそうだねパパ。

運命や環境や状況をいま自力で変えられなくても
文化や音楽で心の目線が変われば、見つめる景色が変わる。
心のレンズが変われば、チャンスや出会いをCatchする希望の扉が開きます。

それこそが音楽の素晴らしさだと、痛感させてくれた自粛SEASON。

4カ月連続配信シングルリリースなど、デビュー以来のパワーですが(苦笑)、音楽人として
母として生まれるものは送り出す、それが自然なこと。

波乱万丈人生でも夢や希望を信じて前進するタフな私から生まれた元気な子供達を
あなたの側で、聞いて歌って仲間と分かち合い育てて、奪われた温もりと絆を
取り戻してくださいネ☆彡

この作品完成にあたり、ご尽力をいただきました全ての皆様、ご理解をいただきました
マネジメントの皆様に胸一杯の感謝を込めて

 「Shaka♬シャカ You'll be all right」 ~ 君のままに ~

やんちゃな息子をヨロシクです❤

2020/6/30 大黒摩季